955 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 22:59:32 ID:ekVx5UnV0
「昆虫って嫌いなんですよ」
彼はなぜか恥ずかしそうに言った。
「弱っちくて、せせこましくて、集団で、自分の習性に抗えずに生きる下等生物」
彼は私に擁護を求めるように、説得するように話し出した。
「潰せば汚らしい体液を吐き出すし、放っておくとすぐ臭くなるし」
目が爛々と輝いている。
むしろ、夢中な物を語っているかのようだ。
「だからねえ、虫を捕まえたら、なるべく苦しむ方法で殺すんです」
「方法とは?」
「まずねえ、手足をバラバラにするでしょ、それから、解剖してあげるんです」
私はどす黒い嫌悪感に耐えながら、彼に話の続きを促した。
「柔らかなお腹をねえ、さって裂いて…。するとね、あんな醜悪な生物でも、
それはそれはキレイな臓物が顔を出すんです」
男は喜色満面に、ともすれば舌なめずりせんばかりの嬉しそうな表情で語る。
「ボクと大して変わらないねえ、キレイな臓物がねえ…」
その光景を思い出したのか、彼は夢見心地でうっとりとしている。
私は調書に
「容疑者は殺害自供、方法は四肢損壊後、割腹を行うというもの。
これは現場、及び被害者の状況と一致する」
と記した。
「昆虫って嫌いなんですよ」
彼はなぜか恥ずかしそうに言った。
「弱っちくて、せせこましくて、集団で、自分の習性に抗えずに生きる下等生物」
彼は私に擁護を求めるように、説得するように話し出した。
「潰せば汚らしい体液を吐き出すし、放っておくとすぐ臭くなるし」
目が爛々と輝いている。
むしろ、夢中な物を語っているかのようだ。
「だからねえ、虫を捕まえたら、なるべく苦しむ方法で殺すんです」
「方法とは?」
「まずねえ、手足をバラバラにするでしょ、それから、解剖してあげるんです」
私はどす黒い嫌悪感に耐えながら、彼に話の続きを促した。
「柔らかなお腹をねえ、さって裂いて…。するとね、あんな醜悪な生物でも、
それはそれはキレイな臓物が顔を出すんです」
男は喜色満面に、ともすれば舌なめずりせんばかりの嬉しそうな表情で語る。
「ボクと大して変わらないねえ、キレイな臓物がねえ…」
その光景を思い出したのか、彼は夢見心地でうっとりとしている。
私は調書に
「容疑者は殺害自供、方法は四肢損壊後、割腹を行うというもの。
これは現場、及び被害者の状況と一致する」
と記した。
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