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91 名前:1/2 亀井 ◆qsIbCPtP2gR2 [sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:41:06 ID:TI8tDLr+0
これは友人と、その彼女の話。
友人を仮に明雄、彼女を朱美としよう。

明雄は浮気っぽい男で、ひどいときには4股ほどかけていた。
呑みの席で、明雄からよく話のネタ程度に笑って聞かされた。
朱美と俺も顔見知りだが、彼女には浮気をしていることをもちろん隠している。

ある日、朱美が暴漢に襲われた。朱美の右腕はさっくりと割れていた。
傷口は肘あたりから手の甲に渡って深く刻まれ、傷痕は残るだろうということだった。
警察の事情聴取に、朱美は後ろから襲いかかられたといった。
夜中だったこともあり、顔はわからなかった。
刃物はカッターナイフだったという。

後日、夜に再度、朱美は襲われた。今度は左足だった。
凶器はタッカーと呼ばれる、釘や針を射出する工具だった。
まず左のももに釘を打たれ、倒れた拍子に連射された。
犯人はタッカーを投げ捨てて逃走したため、凶器は現場に残された。
指紋は入念に拭かれて手袋も着用していたため、証拠となるものは残らなかった。
そもそも明雄は土木業に携わっていて、工具にはある程度、精通していたし、
仕事の帰りや朝が早いときは小さな工具を持って帰ることもあり、
朱美の家だけでなく浮気相手の家にも工具を置いていた。
それにタッカーは市販されているため、入手も容易らしい。
朱美の左足は釘だらけで、骨も貫通していたため、歩くのも困難になった。

その後、俺は朱美の見舞いに行った。
病室での彼女は、気丈だった。始終、笑顔だった。
明雄は俺と2人だけになると、涙を流した。


92 名前:2/2 亀井 ◆qsIbCPtP2gR2 [sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:42:06 ID:TI8tDLr+0
松葉杖で朱美が退院した夜、朱美の右足首は切断された。
朱美が帰宅すると、何者かがすでに部屋に侵入していた。
松葉杖を奪われて朱美が倒れると、犯人は朱美の顔を殴った。
そして手斧で足首を切断されたという。
犯人はそのまま逃亡。
朱美がすぐさま救急車を呼び、通報となった。
手斧はやはり市販されているもので、
入手はタッカーよりも困難ではあるものの、
一般人でも入手できるものだったという。
明雄は警察に浮気相手のことを吐露し、
警察は犯人が浮気相手だと推察して調査を進めた。
凶器の手斧は大きく、女性の力でも骨を切断できるものだった。

警察は明雄と朱美に推論を述べた。
明雄の浮気相手が朱美を苦しめるために襲ったのだろう。
もし明雄が別れなければ、朱美の命は危うい。
犯人は用意周到で計画的である。

明雄はしばらく悩んだ。俺も相談を受けた。
結局、明雄は浮気相手すべてを縁を切った。
もちろん警察は容疑者として今も調べている。
明雄は決意の証として、俺を連れて朱美の前で謝罪した。
浮気のことを朱美は許し、「一生、離さないででね」といった。


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