932 名前:昨日のこと[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 15:12:02 ID:/vLd+PF+0
今までROM専でしたが書かせていただきます。

私は二児の母、ド零感のオカ板住人です。
オカルトは大好きですが、今までそんな経験に出くわしたことなどありませんでした。
チキンですから、完全一人の状況で怖い話を読むことすらできません。
そんなオカルト好きは、安心材料がなくてはオカルトに関われないのです。
私の場合は、例えば目の前で寝ている子ども達がいる部屋で読む、とか。
居間に行けば旦那がいる、隣の部屋からテレビの音がする、など。
何か起きたとしても、自分にとっての「味方」、「切り札」があればなんとかなる。
そのようなセーフティゾーンを確保しながらオカルトに関わる方は多いと思います。
昨日の私も、目の前に熟睡した子ども二人と旦那がいました。
その状況で体験した事を、今から書かせていただきます。

昨夜23時でした。子どもも旦那も熟睡、家事を一通り終えて、自分の時間が少しできたので
いつものように洒落怖、ひとりかくれんぼなど・・・・各スレを携帯で見ていました。
物足りなくなった私は、携帯で師匠シリーズのまとめサイトに飛びました。
久々に田舎、貯水池、黒い手など読んで満足し、人形を読んだら寝よう、という時でした。


「だれだよ」


率直に言うと「は?」という感じでした。上の子の寝言です。
次のアクションが起こるまで10秒くらいありましたが、その間私はずっと「なんで?」を心の中で繰り返していました。
後付けしますと、上の子は4歳ですが、「だれだよ」なんて言葉は言うはずがなかったからです。
もし言うなら「だあれ?」「だれなのー?」といった感じです。とても不思議でした。
すると、上の子の口があくびをするようにゆっくり開いていきました。しかし次の瞬間。



933 名前:昨日のこと[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 15:12:58 ID:/vLd+PF+0
「だ!! れ!! だ!! よ!!!!!」


という、寝言とは到底思えない全身から出すような叫びを発しました。
我に返るまで約3~4秒ほどでしょうか、私は自分の耳を抑える素振りのまま固まっていました。
しかし咄嗟に「なにか起きた」と思い、上の子のタオルケットをとり声をかけようとしました。
すると、急に隣で寝ていた旦那が、寝返りをしてこちらに向き直り言うのです。


「たすけr。」


もう一度言いました。「たすけr。」
最後のほうが聞き取りにくく、助けるなのか助けろなのかわからないのですが、rの発音はありました。
でも旦那は寝ています。これは寝言だな、と呆れるまで時間はかかりませんでした。
旦那をほっとき、上の子の様子を伺おうとしたところ、旦那が言いました。


「ム  リ  デ  ス  」


この時点で初めて背筋がぞっとしました。今までは驚きの表現しかなかったのですが
旦那から最後に発せられた、この無機質で機械的な途切れるような言葉を聞いた時、
もしかして、いやそんなことある筈がない、という恐ろしさが芽生えました。



934 名前:昨日のこと[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 15:14:09 ID:/vLd+PF+0
その途端、

「ぎゃあああああああああ!!!!!!!!」

1歳3ヵ月の下の子が、両手両足を上にあげピーンと突っ張ったような感じで、凄まじく泣き出したのです。
お子さんがいらっしゃる方ならわかると思います。上の子の叫び声でも起きないほどに熟睡していた乳児が
何のぐずりもなく突然にけたたましく泣き出す、という、尋常ではない状況が。
しかも「うわーん、うえーん、んぎゃー」といったような泣き方ではなかったです。
「ん!!ん!!ぎゃああああああ!!!ぐん!!ぐ!!んー!!がああああああ!!」
骨でも折れたのか、内臓破裂でもしたのか、とても普通ではない泣き方に今までの恐怖などぶっ飛び、
すぐさま下の子を抱きかかえ、照明をつけて、身体をくまなく調べたりあやしたり・・・
2~3分するとひどい泣きもおさまり、グズグズ泣きに変わっていました。
そうした中でも旦那や上の子は起きず、まさに熟睡という感じでした。
ひとまず下の子を気分転換させようと、二階の窓から室外で飼っている犬を見せようとしました。
うちの寝室からは犬小屋が見えて、そこに街灯があたっているので犬の様子は夜でも見えます。
その窓に来ることで、下の子はいつも「窓=犬を見る」という自然な流れになるのですが。
抱っこをしながら子どもが私の肩に顔を乗せたので、私は窓ガラスに背を向ける形で
「ほら、わんわんだよ、かわいいねー、わんわん」と言いました。

しかし子どもの視線は窓から見える下方へ向いていませんでした。
目の前、まさに窓ガラスそのものを見ているような感じで。
そして、口をぽかーんと開けたままゆっくり手を合わせ、おじぎをぺこぺこしながら
「あっあん。あっあん。あっあん。」
と言い出したのです。



936 名前:昨日のこと[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 15:15:58 ID:/vLd+PF+0

この動作が意味するものは。
うちには仏壇があり、毎朝母がお線香をあげて手をあわせるのですが
その時に下の子もその動作を覚え、カンカーンという音が鳴ると仏壇へいつも走り出し、
手を合わせお辞儀をしながら「あっあん!」と言うのです。
この時以外で、今までこの動作をしたことはありません。


今までの全てがザザーッと思い出され、足がすくむような思いでした。
後ろなど勿論振り向ける訳もなく、次の瞬間私は抱っこしたまま母の部屋へと走りました。
迷惑など考えず母を起こし、少し落ち着いてから今までのことを話しました。
一緒に部屋へ戻った時には、電気が点いた部屋で上の子と旦那が寝ている、という
見慣れた光景でした。はじめからそうだったのでしょうが・・・


以上が昨日あった出来事です。
思い込み、なんでもオカルトに繋げすぎだ、など、自分でも何度も思いました。
しかし、安全だと思っていた空間が突然に「自分は今、一人だ」という空間に変わってしまう恐ろしさは
これからのオカルトとの関わり方をも変えるほど大きな恐怖でした。
あの時自分が怖い話を読んでいたから、なんて結論に結ぶつもりはないのですが
やっぱり夜はやめておこう・・・と、どうしても思ってしまいます。

オチもなくダラダラと日常の一コマの駄文、失礼致しました。


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08.22 (Sun) 20:58 [ 怖い ] CM13. TOP▲

62 名前:1/3[sage] 投稿日:2010/06/12(土) 19:29:19 ID:KfWrZz8v0
リアル話なので、ほんのり怖いレベル
~~ ちら裏ここから ~~
入社二年目の事だ。製造関係の会社の工場で、生産管理の仕事をしていた。
当時の社長の方針で、新入社員は全員工場で数ヶ月研修してから、研究所なり
パイロットプラントなり、営業なりに行く事になっていた。また、人事が昨年
よりテストとして、理系の院卒(研究所志望者)を営業に使う試みを始めていた。
俺の課に4名が研修で配属され、その内一人が院卒営業だった。
この新入社員をA、他の新入社員をB、C、Dとする。
Aは非常に優秀で、人当たりもよく、スポーツ万能、頭の回転も速く、その上
美男子という凄いやつで、他のBCDも一流大学の院卒だったが、一線を画し
ていた。
たまたま一年先輩の俺が、AとBの指導に当たったせいか、Aは結構俺と気が
合って、色々な話をするようになった。

半年の研修期間が済み、Aは関西の営業所に、BCDは中央研究所に転勤とな
った。ところが、Aが配属された先は、扱っている商品が社内でも最も泥臭く、
代理店も論理が全然通じない所だった。どれだけゴマをすれるか・・・それだ
けの職場だったらしい。Aは、関東の人間だったので、標準語を話すのが災い
して、成績は良いほうではなかったらしい。また、営業所の所長も、元エリア
採用の叩き上げで、他を蹴落として上がってきた人間なので、何も契約とれず
に戻ったりすると、その場で土下座させたりするやつだった。
ブラック企業なら普通にある光景なんだろうが、一応業界トップの大企業での
事。育ちも良いAには想像も付かなかった毎日だったろう。



63 名前:2/3[sage] 投稿日:2010/06/12(土) 19:31:50 ID:KfWrZz8v0
それから、俺に愚痴の電話が時々掛かってくるようになった。
研修中最も忍耐力が有って最も社交的だったAが耐えられないような日々の仕
打ちを聞くと、可哀想で仕方ない。だが、入社二年目の俺には何もしてやる事
が出来なくって、ひたすら聞いてやるぐらいしか出来なかった。
俺の同期にも、一人だけ理系院卒で営業に回されている友人Eがいた。彼も俺
と同じ場所で研修していたので、仲が良かった。Eも時折Aから相談を受けて
いたらしく、お互い聞いてやるしか出来ない無力さを感じていた。

数ヶ月も経ち、徐々にAの愚痴が危険水域に達してくるのが分かった。感情の
起伏が大きくなり、話しながら号泣したり、異常にハイテンションだったりで、
逆に俺が不安を感じるぐらいだった。
そして、忘れもしない11月のある日、延々と愚痴を続けるAにこう云ってし
まった。
「このままだと、お前は潰れてしまうよ。性格も人柄も頭も良いお前がそこま
で追い込まれる職場って尋常じゃない。人生は長いんだし、転職の踏まえたら
どうだ?このままだとお前が首を吊りそうで怖い。最悪の選択の前に、両親と
相談したらどうだ?なんなら、俺も休暇取って一緒にいってやるよ。Eも事情
しっているし、誘ってもいいぞ。」
それに対して、急にAが黙ってしまった。一分か二分か・・・もしかしたら、
ほんの数十秒だったのかもしれない空白の時間の後、吐き出すようにAが云っ
た。
「済みません、俺、会社辞める訳にいかないのです。辞めたいけど、だめなん
です。ごめんなさい。ごめんなさい。・・・」



64 名前:3/3[sage] 投稿日:2010/06/12(土) 19:33:33 ID:KfWrZz8v0
それから数日後の夜、Eから電話が有った。
「なあ、A、やばいよな。数日前に電話が有ったんだが、もういっぱいいっぱ
いで。・・・お、キャッチホンだ、後で連絡するよ。」
数分後、Eから再度連絡があり、Aから電話だと聞いた。
「今週末、お前と一緒に会いにいってやるって云ったら、ひたすら、すみませ
ん、すみませんって、まるでお経みたいに繰り返して・・・金曜日夜の大垣行
き使って、会いにいってやろうぜ。東京駅からの切符は任せてくれ。」
Eが鉄ちゃんなのは良く知っているので、準備は任せることにした。

翌日、社内総合職用掲示板にAの訃報が載った。業務中、交通事故死となって
いた。遺族の意向で、同期の極一部以外は、通夜葬儀ともご遠慮下さいとの事
だった。EはAの実家から電車で数十分の距離にあるので、その掲示を無視し
て葬儀に行った。そこで知ったのが、実は交通事故じゃなくって、Aの実家の
庭の木で首を吊ったって事、そして、EがAと最後の会話していたはずの時間
には既にこの世を去っていた事。Aの実家は関東なんだが、最後の電話は関西
から掛かってきた事。
Aの家は非常にお金持ちで、色々なところに顔が利く一家で、うちの会社にも
鳴り物入りで入ったので、どうしても辞められなかった事なんかも分かったそ
うだ。そして、葬式の翌週の月曜俺の社内メアドにAからのメールが入った。
「すみませんでした。」
一行だけの文章だった。社内のネットワーク管理者に問い合わせたが、社内I
D抹消作業のほんの直前に送られたそうで、送付者は不明だ。
Aを虐めていた営業所長は、孫会社に課長待遇で左遷された。(実質三階級降
格扱い)
未だに、「このままだとお前、首を吊ってしまう」なんて事を云ってしまった
のか、後悔している。EもAを救えなかった事に非常に後悔していた。
メールは、誰かにID教えて依頼しておけば出来るが、Eが聞いたという最後
の電話はなんだったんだろうか。霊感の無い俺には掛かってきても分からなか
ったのだろうか。未だに不思議だ。


08.20 (Fri) 03:13 [ 怖い ] CM5. TOP▲

431 名前:名無し曰く、[sage] 投稿日:2010/01/24(日) 16:22:38 ID:tesazGlp
若い男が旅をしていました。
その日は日が暮れるまでに宿のある町まで到着するつもりでしたが男は道を間違えて淋しい山奥に入りこんでしまいました。
男は仕方なく野宿を覚悟しました。
そんな男の前に農作業の帰りらしい老婆が現れ声をかけてきました。
「良かったらうちへ泊まりませんか?孫娘に食事の用意でもさせますから」
疲れきってた男は孫娘という言葉に少し惹かれた事もあり老婆の家に泊めてもらうことにしたのです。
年頃の孫娘は清楚な雰囲気のかなりの美人でした。
食事のあと、寝室に戻ろうとする男に娘はそっと手紙を手渡しました。
その手紙には「11時になったら離れの納屋に一人で来てください..」と書いてあります。
約束の時間になると男は期待に胸膨らませいそいそと納屋を訪れました。

納屋には強い香が炊いてあるらしく甘い香りがいっぱい立ちこめています。
「恥ずかしいから灯りはつけないでくださいね..。」
男は真っ暗な中手探りで声だけを頼りに彼女の元へ近づきました。
彼女の身体に触れてみるとは既に全身何も身につけてない様子でした。
予想外の彼女の積極的な誘いに男は歓喜し早速事に及びだしました。
夕飯時に見たあの清楚な雰囲気とは裏腹に驚くほど感度が良くその肌は全身ねっとりと濡れていました。
顔の表情は見えなくとも彼女の反応にすっかり満足した男は何度も何度も娘を抱いたのでした。
「おばあさんに叱られるからもう部屋に戻って..」
娘にそう言われて男は日が昇る前に納屋を出ました。

日が昇ると男は老婆に礼を言いその家を後にしました。
すると向こうから歩いてきた農夫が
「あなた..ここの人じゃないね。どこかに泊まりなさった?」
と尋ねてきました。
昨夜老婆と孫娘の家に泊まった事を話すと農夫は言いました。
「ああ..あの家か..。可哀想にあそこには孫娘が二人居るのだが姉の方は皮膚が爛れる病気になってしまってここ数年は家にこもりっきりだ。なんでも全身、頭から足の先までドロドロに化膿してるらしい..」
と言い残し去って行きました。


08.15 (Sun) 15:51 [ 怖い ] CM19. TOP▲

235 名前: チョウチョウウオ(大阪府)[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:30:02.80 ID:4PoR6vua
知り合いの話なんだけど
そいつが無職スロプーで
母親と二人暮らしなんだけど母親が突発性の緑内障になり
今すぐ病院に行かないと失明する、ってくらいヤバいときに
金がないんで放置してたら そいつに別居してる兄貴がいて
「とにかくすぐに病院連れて行けよ!」って20万置いて行った
兄貴も忙しいんで金置いて仕事に戻ったらしいんだけど
そのバカは置いていった金に手をつけて「押忍 番長!」を打ち
結局20万全部負けた
母親には適当にドラッグストアで買った目薬を与えて寝かせておいた
母は地獄の苦しみの中で
「ああ、ありがとう、XXちゃんが目薬買ってきてくれたんで楽になったよ」
と言いながら食事もとらず ボロ布団のなかで徐々に失明していった
衰弱しきった母を兄が救急車で運んだときには完全に失明し極度の栄養失調
に陥ってたらしい

マジで実話です ほんとうに人間って怖いわ



244 名前: マス(東京都)[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:57:27.42 ID:66LvzsKw
>>235
これコピペじゃねーならすげーな


238 名前: タカハヤ(新潟県)[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:43:47.48 ID:eDCmBP3y
>>235
友達なら殴れよ・・・(´;ω;`)



240 名前: チョウチョウウオ(大阪府)[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:48:50.90 ID:4PoR6vua
>>238
そいつ女だからな 殴れないわ
オレもけっこうパチンコ好きだったけど
その話をそいつから直接聞いて怖くなってギャンブル辞めた



243 名前: タカハヤ(新潟県)[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:53:50.81 ID:eDCmBP3y
>>240
直接!?・・・友達やめろよ・・・



269 名前: チョウチョウウオ(大阪府)[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:35:44.12 ID:4PoR6vua
>>243
友達とかじゃなくて同窓会的な飲み会で会ったときに
そいつが言ってたんだよ
語りながら大泣きしてたけど全員ひいてたな



272 名前: マス(東京都)[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:41:11.00 ID:66LvzsKw
>>269
それ虐待的なあれでタイホできるんじゃねーの?



276 名前: チョウチョウウオ(大阪府)[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:46:57.75 ID:4PoR6vua
>>272
そいつも養護学級スレスレの知能だったからな
たぶん罪には問われんと思うし
母親が訴え出ないだろうと思う
とにかく怖すぎて関わりたくないわ


08.12 (Thu) 22:23 [ 怖い ] CM15. TOP▲

530 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 01:22:38 ID:Py3Z2MhG0
おおいさんの話

おおいさんってのが何者なのかわからんけど、俺の地元のコンビニバイトの間では
かなり有名。
おおいさんって名乗った客が着たら目を合わすなっていう先輩からの指示を受けて
コンビニでバイトをしていた俺はそれを数日間は覚えていたものの忘れてしまってた。
3ヶ月ぐらいたって結構慣れてきたときに後輩が入ってきた。
後輩に仕事を教えて結構楽できるようになった。

その後輩と二人で夜勤に入った日にバックで俺はタバコを吸いながら
廃棄予定の弁当を食べてた。
その時に防犯カメラの映像をみると3人の中学生ぐらいのガキが立ち読みしてるのみで
後輩はレジの前で注意深くそいつらの動きを監視してた。万引きを防ぐ為に。

俺も3つある切り替えボタンを操作しながら店内の様子を見てた。
すると後輩がいきなりレジの前で誰もいないのにペコペコしてる。
何をしてるのか不思議に思っているとバックに居る店員を呼ぶブザーを押した。

瞬時に俺は「あ、万引きしたな。」と察してバックから出て行くと、レジの前におじさんが立っていた。



531 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 01:23:23 ID:Py3Z2MhG0
万引きの合図の後に来た客かな。と軽く考えつつ、「いらっしゃいませー」
と大きな声で言うと、客がいきなり「こんにちはー、おおいさんです。」と言い出した。
何言ってんだ?とは思うものの後輩が手招きをしてくる。
近くまで行くと「おおいさん。出ましたね。店長が言ってた人ですよ。目をあわすなって。」
と言われて急に思い出した。幸いおおいさんは俺が後輩に呼ばれるまで後ろを向いてたので
顔は見なかったが、おおいさんは「えっとねー、マイルドセブンとー、あとー、このガムとー、から揚げ頂戴ー」
と言って来た。

レジ打ちを後輩がしてる間に俺はタバコを取って、から揚げをとって袋づめした。
するとおおいさんは「あとねー、どっちかの命ちょーうだーい」と冗談で言って来た。
こわ!と思いつつ「申し訳ございません、当店では取り扱っておりません。」と頭を下げて
冗談を受け流すように言った。すると「あそこの3人のうちの一人でいいよー。いのちちょうーだーい。」
と言い出した。厨房3人は聞こえてないのか雑誌を読みながらガヤガヤしてた。



532 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 01:24:07 ID:Py3Z2MhG0
俺と後輩はどうしていいのか分からずに、困ったなぁ。とお互いを見ながら
「申し訳ございません、彼らは商品ではございませんので。」と言うと
おおいさんは笑いながら
「ははは、じゃぁ、全部もーらーおっと。」と言ってお金と変な針金細工を三つ置いていった。

次の日、店長と俺より前に入ったパートのおばちゃんにその話をしたら、
「なんてことを。おおいさん、何か置いてった?」というので預かり品としておいた
針金細工を持ってきた。
これはおおいさんが次来たら返しなさいということなのでそれをバックに持っていって
分かりやすい位置に置いていた。

それから次の夜勤の日。
バックから涙目で後輩が出てきた。何事かと聞くと、針金細工がウネウネと動いているという。
そんなバカな話あるかwと見に行くと3つともまるでミミズが這うかのように動いていた。



533 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 01:25:55 ID:Py3Z2MhG0
それは数日、しかも夜のみ動いた。他の夜勤の先輩達もそれを気持ち悪がった。
数日後に一つのウネウネがピクピクと動きを弱めだした。

その日、近くの交差点でバイクと車が衝突事故を起こし中学生が一人死亡した。
ニュースにもなったのだが、車の運転手は暴走行為をしていたバイクの前に誰かが立ったので
バイクが急ブレイキをかけてこちらに突っ込んできたと言っていた。
次の日の夜、先輩と店長が夜勤の日、おおいさんがきた。
それをきっかけに細工3つを返して、「もうしわけございませんが・・・・・・。」と説明し返した。

その時の先輩の話では、おおいさんは少年の首を持って入ってきたらしい。
店長もそれを見てびびっていたらしい。店長に言われてバックに針金細工を取りに行った先輩は
カメラに移る少年の体のみをみたらしい。体はレジの前の下を何かを探すように撫でていたらしい。
そして、カメラには店長以外には移ってなかったらしい。

他のコンビニで働いてる友人や、2時までやってるレンタルビデオ店でバイトしてる友人も
おおいさんの話を知っていた。
どこのコンビニとかでもこういう話ってあるのかね


08.05 (Thu) 00:56 [ 怖い ] CM10. TOP▲

404 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/20(火) 20:26:32 ID:cPOOejKs0
一度だけ洒落にならない体験をしたのだけど誰も信じてくれないからここに書く。
ついでに目撃情報も求む。

学生だった頃毎週末一人キャンプに興じてた時期があった。
金曜日から日曜日にかけてどこかの野山に寝泊りする、というだけの面白みもくそもないキャンプ。
友達のいない俺は寂しさを広大な自然の中にまぎれこませていたのだった。
それでまあその日は岐阜の方面に向かってたんだけど、地図も持ってないもんだから
正確にはどこへ行ってたのかよく分からない。とにかく野営によさげな山を見つけたのでそこで一泊することにした。
ご飯食べて、ヤングジャンプ読んでたらもう夜中だ。暇だなあ、とか思ってたら急にテントのチャックを開けられた。
え、なに。管理人?それとも通報された?とか、もうビックリして死ぬかと思ったけど立ってたのは普通の爺さん。
中覗きこんで「もし、旅かな?」と聞かれた。返事できるような状態じゃなかったので頭だけコクコクって返事したら
そのままどっか行った。民家まで1kmはあるような山奥にまさか人がいるとは思わなかったね。
最初は幽霊かと思ったけどどう見ても人間だった。むしろ変質者かサイコ野郎か泥棒で俺を狙ってるんじゃ・・と
考えると寝るにも寝れない。うわあぁどうしよう・・・って落ち込んでたら、またチャックが開いて、今度は中年のおっさん。



406 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/20(火) 20:29:20 ID:cPOOejKs0
そいつも「もし、旅かな?」って聞いてくる。また頷いたらそのままどっかへ行った。
からわれてるのかなんなのか分からないけど、もうダメだここは、離れよう。そう思った。
けど、テントの外は月明かりも無いような暗黒世界で、おまけに変質者が二人もうろついてる。
でた矢先に包丁でグサーとか怖いこと想像して30分くらい悩んだあげく、でることにした。
護身用にマグライトを装備して恐る恐る外にでると誰もいない。今のうちだと猛スピードでテントの片付けを開始した。
そしたら終わる頃になって二人がまた近づいて来たんだよ。俺が心臓バクバクさせてテント片付けてる横から
「帰るのかい?まだ夜なのに」って声かけてくる。「ええ、まあ急用思い出しまして」と答えつつも荷物をバイクにくくりつけて
それじゃあとオッサン達のほうにライトを向けたら、光が何か変。途中で途切れてる。
なんじゃこらあと後ろの方を良く見たら全長4mくらいありそうな黒衣が、屈んでオッサンと爺さんを動かしてる。
あの顔の垂れみたいなのの奥に目を光らせながら口モゴモゴさせて喋ってたんだ。
短い命だったな・・・とか思ってる暇も無くバイクに跨って逃げた。
そのまま麓にある神社に転がり込んで迷惑にならないだろうところにテントはって寝た。
翌朝、なんか騒がしくて目が覚めたらちょうどチャックが開くところを見てしまって、まさか追いかけてきたのかと
絶望的な気分になったが、神主がここにテント張るなっと怒鳴ってただけだった。
かくかくしかじかって訳なんですよ、と話すと
「あーそれあそこの山の神様だからどうにもできないよー。でも良かったね神様に会えて。
僕は見たことないけど、たまに見たって言う人いるんだよねー」と。なんかイラッとする口調だった。
害は無いらしいからそのまま帰ってきた。
害が無いとかそういう問題じゃない。あんなもの野放しにされたらたまったもんじゃない


08.04 (Wed) 13:46 [ 怖い ] CM11. TOP▲