上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

32 名前:伯母の思い出 1/4[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 18:39:19 ID:KO1W0eJi0
父方の伯父夫婦は北海道に住んでる。
伯父の家は父の実家であり、俺や姉貴も何度も夏休みに遊びに行っていた。
伯父は、どこにでもいそうなハゲオヤジだが、伯母の方がかなり霊感が強い。
そんな伯母が霊感を持つきっかけとなった話である。

伯母が生まれたのは福島県の片田舎だ。
小学校、中学校への通学は、峠を越えて行かねばならなかった。
直線距離にすると1km程なのだが、山越えのために蛇行した一本道であり40分位かかる。
「3kmくらいは歩いてたんじゃないの」と言っていた。
道路もあったのだが、山を大きく迂回しており、道幅も狭く、歩道が無かったため、
交通事故防止のために峠道が通学路となっていた。
近所の子供たちと一緒に登下校し、途中で桑の実、木苺、グミ、柿なども採れて
みんなで一緒に食べながら帰宅したりして、疲れるけど楽しかったという。

伯母が中学校に入学して、しばらく経ち梅雨に入る前くらいのこと。
中学校でバレー部に入った伯母は、放課後の練習ですっかり遅くなってしまった。
辺りは既に日暮れ時であり、近所の中学生は誰も残っていない。
少し心細かったが、良くある事であり、懐中電灯もカバンに入っているので、
一人峠道を登りはじめた。


33 名前:伯母の思い出 2/4[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 18:40:31 ID:KO1W0eJi0
しばらく歩いているうちに、何か聞こえてくる。
何だろう?虫の鳴き声かな?と、思いながら歩いていると、徐々にはっきり聞こえだした。
立ち止まって耳をすますと、
「エヘッ、エヘッ、エヘッ、エヘッ」女の人の笑い声のようだ。
曲がった道の先の方から聞こえてくる。
伯母は、人がいることにホッとして、歩きだした。
道を歩きながら、声のしている方を見ると、道の端の切り株に、
小豆色の着物を着た白髪頭の婆さんが座っている。
「エヘッ、エヘッ、エヘッ、エヘッ」としきりに笑いながら、
一生懸命手を動かしている。どうもお手玉をしているらしい。
ポンポンといくつかのお手玉を放っている。
暗くなってきてるのに器用だなと思いながら、
「今晩は~」と挨拶して横を通り過ぎようとした。
通りすがりに、チラッと婆さんの方を見た伯母は泣きそうになった。
お手玉じゃなく、猫の頭を放ってる。
一つの頭が目を開き「ニャー」と泣いた瞬間、駆け出していた。

必死で峠道を駆け上がり、もうじき頂上というところで、
前からさっきの婆さんが歩いてくる。
婆さんを見た途端に、腰が抜けて座り込んでしまった。

呆然と座り込んでいる伯母に向かって、婆さんは両手を伸ばしながら、
「今度は毬突きをしようかねえ」
どんどん近付いてくる。

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
伯母は、泣きながら目を瞑って頭を抱えて蹲った。


34 名前:伯母の思い出 3/4[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 18:41:37 ID:KO1W0eJi0
しばらくそのままで居たが、何も起こらない。
そおっと頭を上げると、周りが明るい。
目の前に婆さんが立っている。
何かに照らされたように、表情まではっきりと見える。
憎憎しげに顔を歪めながら、何かを睨んでいて動かない。

シュッと音がしたと思うと、婆さんの右手首に黒い縄が巻きついた。
「ぐぅイフェうふぇw;。mふぃおjふじこ」
婆さんは喚きながら縄を外そうと暴れている。

また、シュッと音がして、今度は反対から左手首に黒い縄が巻きついた。
巻き付いた瞬間、婆さんは縄に引かれて磔の様な形になった。
「ぎぃぁぇえ;おえwrと:うぃいfんおふじこ」
大声で何かを喚いた。

その途端、着物の裾から炎が上がった。
ゴーッという音と共に、アッと言う間に婆さんは体中炎に包まれた。
婆さんが「ギャー」と叫んだ瞬間、辺りが真っ暗になり、何もかも消えてしまった。
伯母は腰が抜けていて、しばらく動けなかったそうだ。

伯母はこの体験の後、霊感が付いて色々な物が見えるようになったらしい。
変なものは見えるが、不思議と怖い思いはしなかった。


35 名前:伯母の思い出 4/4[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 18:42:36 ID:KO1W0eJi0
伯母が高校生の頃、伯母の母方の祖母が亡くなり、伯母も葬儀に参列した。
かなりの名家だったらしく、坊さんも3人来ていたという。
葬儀が済んだ後、伯母は一番偉そうな坊主に呼ばれた。
坊さんはニコニコしながら話した。

「お前さんは、とても恵まれているな。お不動さんからの素晴らしい加護がある。
尼さんになれとかお経を唱えろとか言うつもりはないよ。
夜、お不動さんに今日一日を感謝してから寝なさい。」
と言われた。

お不動さんは不動明王って事だろう。
俺はこの話を聞いた時、不動明王の強い加護があるのに近寄ってこれる婆さんは、
とんでもなく恐ろしい物だったんじゃないかなと思った。
明るい時に、少し見てみたい気もする。


11.06 (Sat) 23:11 [ 怖い ] CM11. TOP▲

  
コメント

途中まで寺生まれのTさんのコピペかと思った
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 11/07, 08:42 -----

ふじこ多すぎw
久しぶりの更新で、楽しかった。
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 11/07, 13:13 -----

その婆さんを退治してくれたのがお不動さんだったのかねぇ
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 11/08, 20:13 -----

阿弥陀如来様や不動明王様にまつわる御加護のある方は夢で御告げがあるそうですよ
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 11/11, 16:05 -----

>俺はこの話を聞いた時、不動明王の強い加護があるのに近寄ってこれる婆さんは、
とんでもなく恐ろしい物だったんじゃないかなと思った。

確かにwwwまじこええwww
----------  ◆- [ 編集] URL . 11/14, 15:45 -----

なんでグミが採れたんだwww
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 12/29, 13:05 -----

この話で出ているのは「グミの実」のことだと思いますよ。
今じゃあんまり見かけませんけど、家の庭で育ててる人がいたりしましたし、自生もしてましたから。
---------- 名無し中毒◆- [ 編集] URL . 01/04, 16:10 -----

3回読んで
お手玉=猫の頭
鞠つき=伯母の頭
ってやっと分かった
自分バカスw
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 02/26, 16:55 -----

阿弥陀如来の御加護を承けている方にお会いし、話をしたこと事があります。
その方を写真で撮ると光の粒に覆われていて本当にすごい人っているんだと思いました。
---------- 七七四段◆- [ 編集] URL . 03/02, 03:15 -----

黒い縄は羂索か。出来すぎてるよw
---------- 七七四段◆mQop/nM. [ 編集] URL . 08/28, 20:48 -----
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
---------- ◆ [ 編集] . 07/31, 18:17 -----
コメントする